かれこれ社会に出てから30年が過ぎました。私は現代社会においては弱者です。
どういうことかというと、精神的に打たれ弱いのです。何か他人から言われると、なんで自分はこうなんだ、どうしていつもうまくいなないんだ。と殻を作ってしまいます。
最終的には、何もかもが嫌になり、会社、人間関係、家族からいつも逃げてきました。
おかげで転職回数はうなぎのぼりに増えました。強く叱責させるのが怖いんです。
何か言われると、臆病になって頭が真っ白になってしまうんです。
その癖、昔はちょっとした事で腹を立ててしまっていました。
愛情を知らないで育つと、臆病になってしまう
小さい頃に父や祖母、祖父が世間一般で言う変わり者で、それに耐えられず、母は家を出ていってしまいました。
なので、私は母の本当の愛情を知りません。
父は普段から仕事の都合でほぼ家にいなかったので、祖母と祖父に育てられたと言ってもよいでしょう。
私はなぜか母の家出の前から、特に祖母には目の敵にされていました。特に現在で言うモラハラ三昧でした。
祖父は耳が遠く補聴器を付けていて、よく聞こえない為に何か自分の悪口を言っているのではないかと勘繰って、大声で叱責したり、物を投げたり、暴力が出る事もあるぐらい気性が激しい人でした。
そんな家庭にいたおかげで他人の目が怖くて、いつも目の色ばかりうかがう性格になってしまいました。
何か言われたらどうしよう、本音を隠し何も言えない子供時代を過ごしたおかげで、気も弱く何もできず、本心を出せなくなり、いつも逆の事を言っていたと思います。
幼少期の家庭環境は大きく性格に影響します。しかし、自分を変えようとは特にしていません。気を強くしろと父に言われましたが、どうやっても恐怖心が芽生えてしまい、どうすることも出来ませんでした。
他人に言われても、その意見を聞く必要はない
今でも、負の感情がこみ上げてくることがあります。でも、それも自分だし無理に変える必要はないと考えます。
なぜなら、他人の言う事を聞くのは、その人の都合の良いように動かされ、自分にウソをついてしまう事になってしまうからです。また、他人の言うことは、結局は自分のやりたい事ではないのです。
今は他人との距離を縮めようとも考えていませんし、独り身で親や兄弟とも特に会話はしていません。
周りから影響されるのが嫌だからです。独りって孤独で寂しいなどと思われがちですが、そんな事はありません。邪魔されないので自由に好きな事ができます。
人それぞれ捉え方が違うので、複数人で集まるのが好きな人はそれでいいと思います。
自分の本音を聞く気持ちを持つ
他人から色々植え付けられると、自分の本心が曇ってしまい分からなくなります。
本当は何がやりたいのか、本当にこのまま進んでいいのか、かなり私も悩む事が多かったです。
そういった時に決めた事は、やはり自分の求めている事が見えていない為、違った結果になってしまいます。よく同じ繰り返しが起こるのは、自分の本音が分からなくなってしまっているからです。
自分を変えず守ろうとして、自我が発動する為ですね。
考えても分からない物は分かりません。一度全部まっさらにしないといけないですね。でも、ずっと数十年それができていませんでした。
自分の本音について少しずつ分かるようになったのは、ここ数年前です。
とある方のYouTube動画で、「本心からやりたいと思う事をやるとよい」といった事を言っていたと思います。
たしかに、本心からやりたいと思ったことは楽しいですし、嫌とは感じませんよね。
ただし、やりたい事をやらなくちゃいけない事として捉えてしまった瞬間から、楽しくなくなってしまいます。この時も本心が曇って見えなくなってしまっています。
やりたくなくなったら、止めてしまえばいいだけなのです。無理して続けようとするから辛いし、苦しくなるんです。
一呼吸おいて、再度チャレンジした時に、『楽しい!』が戻って来ていたら、また始めればいいだけなのです。
実は、独りビジネスも一時中断して、他の方向性を探っていました。なかなか思うようにいかずに、辛かったのです。
メンターは続ける事が大切と言っていました。
それは分かってはいたのですが、辛い時に無理して続ける必要があるのかなと考えて、一時足を止めてみました。
その間、ひまわりさんのアファメーションや、メンターの教材や他の方のブログを再度見直したりして、やっぱり、自分にはこの独りビジネスはしっくりくるし、再び歩み始めました。
これを見たあなたも、辛い時があることでしょう。誰だってあります。
そういった時は一度立ち止まってみて下さい。そして自分の本心をもう一度聞いてみてください。その後の事はその時になってから決めればいいだけなのです。